チヌ(黒鯛)のお頭で煮つけを作った時、なんとも見た目が気持ち悪い虫を発見…。
おばあ、それ、ウオノエっていうんじゃ!
さすが、おじい。寄生虫のことまで知ってるとは…
こちらのチヌのお頭に入ってました。
クロダイノエと呼ぶそうです。しかも、どうやら脱皮中みたいでした。
たしかに、パッと見、気持ち悪いのですが、何ごとも偏見を持つのはよくありません。
そこで、ウオノエについて、調べてみることにしました。この記事では、ウオノエについて調べたことをご紹介します。
ウオノエって何?
ウオノエは、魚の寄生虫です。
エビやカニと同じ、甲殻類の一種。ダンゴムシやフナムシ、最近、深海ブームで人気のダイオウグソクムシなどの仲間です。
ウオノエ科は、現在42属約360種が知られており、そのすべてが寄生性で、世界中に広く生息しているようです。
ウオノエはどこに寄生するの?
漢字では、「魚の餌」と書くようで、それもそのはず。口の中に寄生するタイプもいるようで、魚を釣る時の餌に見えたからそう呼ばれたようです。
ウオノエは、大きく分けて、4つの部位に寄生すると言われています。
口の中
魚の舌や、上あごに、逆さの状態でしがみつきます。
えら
魚のエラに寄生する種で、エラの輪郭にぴったり沿うように、へばりついてます。
体の表面
魚の体表です。皮膚やヒレにしがみついています。
お腹の中
魚の腹部に穴をあけて生息しています。
ウオノエを食べると危険?
その見た目と、寄生虫という呼び名から、食べると危険な感じがするのですが、それは偏見です。
実は、食べると案外イケるらしく、てんぷらや揚げ物として、食べても無害だそうです。
しかも、タイノエはその昔、「鯛の福玉」などと呼ばれて、縁起物とされていたとか。
「鯛の九つ道具」と言って、縁起ものの鯛の骨があるんですが、その1つとしても数えられていたほどです。
ウオノエはおいしい?
見た目はびっくりするウオノエですが、味の方はなかなか良いようで、濃厚なエビの味らしいです。
ウオノエのおいしい食べ方のレシピもあるようで、チャレンジする人はどうぞ。私は、遠慮しておきます…
まとめ
以上、ウオノエについてご紹介しました。
間違えて食べてしまっても問題ないようですね。
意外においしいという声もあるようです。どなたか、食べたことのある方は、コメントして下さい。
ちなみに、料理レシピをここに載せると、お小遣いがもらえちゃうらしいよ。
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